ハイリゲンダムサミット

ドイツ北部のハイリゲンダムで行われているG8サミットの主要議題は地球温暖化問題である。
世界の温室効果ガスの排出と2050年までに少なくとも半減させるべき討論がなされてきた。この会議のカギは米国が京都議定書を批准するかどうかであった。米国の説得のためにメルケル氏だけでなくEUはほぼ総がかりで取り組んだ。今回のサミットで最後となるブレア首相は7日ブッシュ氏と会談し2050年までに温室効果ガスを大幅に削減するための努力する姿勢を取り付けた。初参加のサルコジ大統領も6日メルケル氏との会議で温暖化問題の協調を確認した。又中国、インドなど新興国5ケ国とG8が継続的に対話する新しい枠組み「ハイリゲンダム・プロセス」を作る事が盛り込まれた。新興工業国BRICsは多額の経常黒字を持ち旧温暖化への協力がじゅうぶん行えるはずである。

我々の宇宙の小さな星地球に人類の英知を絞り美しい元の星に還すことが私たちの子孫のために義務づけられている。何度もこのブログに書いたように自動車の排ガス、製鉄所・鉄鋼生産、発電のための石炭消費による炭酸ガスなど…。それらの浄化と人類の知恵を傾けた方策による地球を守る努力に全力を傾ける必要が我々の努めである。さもなければ10数年前より見られる干ばつ、食料、動物の飼育の不能、それらが引き起こす食糧難、つまり人類の不幸はますます大きくなるだろう。