衆議院定数問題

人口の少ない地方ではかなり数の少ない票数で勝利を収め、人口の多い東京、大阪など大都市では票数が地方の2倍さらには3倍近く取っても当選できない不合理性が民主主義国家日本の大都市と地方間にみられます。例えは朝日新聞によれば小選挙区の東京6区で約13万票を取った候補者が次点になり徳島1区では約6万8千票の候補者が当選した。 

このような「1票の格差」をかかえた選挙結果に法の下の平等を訴えた有権者最高裁は合憲との判決を下しました。この判決を出した裁判官のうち6人は違憲と判断し、9人が合憲の多数意見でした。このような判決は決して合理性をもった判断であるとは思えません。 

なぜなら大都市の票は選択肢の多い票が多く、地方の票は保守的なものが多いと信じます。従って地方票で勝利を収めた候補者は保守党の候補者の可能性が高く、大都市の候補者は多様な思想をもつ選挙民によって選ばれ勝利した者が多いようです。このように地方と大都会とでは票の質も大きく異なり選挙民の意識の平等性を欠く嫌いがあります。最高裁の判事さんそのような選挙民の多様性があり地方と大都会では異なる事を充分に心して説得力のある、合理的な判断をお願いします。