キャリア官僚

キャリア官僚は下級職員がするような実務的な仕事をほとんど経験せずある一定の時期がくれは国家公務員であるからその関係機関にそこの管理職として転勤してゆく。勿論出先機関でも管理職ぜんとして極端な言い方をすればふんぞり返っているのが常である。

端的に言えば帽子のような存在である。2,3年を経て自分が最初にスタートした本省に役付けで戻っていく。バリバリのキャリア官僚でない人は一段上の役職を得て転勤する。それでこれらの人たちは細かいルーチンワークを殆ど知らないからこの度の社会保険庁で起こったような騒動が持ち上がるのである。社会保険庁でも厚生・厚生労働省の役人が就任し1〜2年で交代する仕組みが続いていたのはご存知の通リだと思います。それで社会保険庁に転勤した官僚や庁舎の人は社会保険庁を植民地と揶揄していたと聞いています。

また高級官僚が自己の官庁の関係の深い民間企業に天下った場合は、天下った元官僚と民間企業の管理職との癒着が起こり官民の談合がよく取り沙汰されています。官僚のOBと民間企業の実態はいつも新聞種になっているので今更ここで書く必要がないくらい茶飯事です。