ブッシュのイラク

泥沼化したイラクブッシュ大統領はまだまだ未練があるらしい。12日の記者会見でイラクから撤退しない戦略にこだわる姿勢を見せていた。米軍は4,5,6、月の3ヶ月にそれぞれ100名の戦死者を出している、これ等の事実に注意をむけようともしない。

米下院ではイラク情勢に関する中間報告の出た12日に野党民主党イラク駐留米軍の部分撤退を義務ずける法案を下院が通した。新聞はブッシュが「議会が戦争の遂行に口出しすべきでないと」報じている。ブッシュは揺らがない自分の立場を強調するために最高司令官という言葉を9回も使ったと書いてあった。上述のイラクに関する法案が下院を通り、上院を通つても大統領が拒否権を行使すれば成立しない。

議会が軍事政策を巡って政権に何度も異を唱えるのはベトナム戦争以来いだということである。米国は対ベトナム戦の時のように民衆を敵に回し抜き差しならないような状態に陥っている。大量破壊兵器は最初からないのは判っていて石油が彼の利己的な目的のために死地に引きずり回される米兵こそいい面の皮で、イラクの民衆も地獄である。米国民はイラク戦争はもううんざりでブッシュ政権への支持率も30%を割り込んでいる。この意味のない戦争をブッシュは直ちにやめイラクイラク人に返すべきである。ベトナムのような愚と悲劇をくりかえすへすべきでない。