小、中学校の授業時間増

小学校、中学校で授業時間が増加される事がほぼ確定した。私は以前から「ゆとり教育」とか言って授業時間を削減してきたのには原則的に反対だった。土曜日が休日になり、特に勉強を望まないものは現代ではいろいろな遊戯機器に取りまかれているのでそれで時間を過ごし、将来の進学を希望するものは塾へ、また家庭が経済的に恵まれているものも塾へと「ゆとり」の意味が全く生かされていない。それで「ゆとり教育」を取り入れた結果一般教科の時間が削られ学力が低下を来たしている。

この度小学校、中学校で授業時間を増やす事がほぼ決定した。小学校の低学年では算数、国語、体育を、中学年では観察、実験を行う為に理科を増やす、高学年では算数、理科を重視、社会についても中学年で若干増やす。私が気になるのは小学校で週1コマではあるが英語の授業である。週1コマぐらいの授業で効果が期待できない。そのような無駄な事をするより日本人であるためには国語教育、読み。書き、漢字など将来全ての教科また将来の社会人としての基礎となる日本語の勉強を強化することのほうが有益だと思う。

中学校の各教科について1.国語は3年中心に授業時間を増やす、2.社会科は近代史を中心とした歴史などに3年を中心に増やす、3.数学は1,2年を中心に増やす、4.理科は2,3年を中心に増やす、5.外国語は全学年で増やす、6.保健体育は3学年を通じて増やす。このように授業時間が増えることは本当にいいことだと心から歓迎する。高校の授業は今後どうなるのか気になるところである。

恐らく小学校、中学校で授業時間が増えるので高校でも増えることを期待している。戦前、戦後の可なりの間に授業時間が長かった。それで今の日本があるわけだ。経済の高度成長を作ったのも一億総中流意識を持たしたのも戦前、戦後の一時期の教育を受けた人たちでだ。TVの放映で見ていたのですが中小企業の社主が今の子供は理数の教育がよく出来ていないので高卒を雇っても機械を旨く使いこなせないと嘆いていた。どうかこのような情けない状態から1日も早く脱却して昔の日本に戻り民度を高く保つよう心掛けようではありませんか。