自民党新総裁誕生

自民党の総裁選は福田康夫氏に決定した。安倍前総裁の不測の事故を受けて福田康夫麻生太郎氏ががっぷり四つに組んで選挙運動が行われた。

連日福田氏、麻生氏、が新聞、TVで放映され国会会期中にもかかわらずこの二人の記事、映像が大きく扱われた。自民党参議院選で大敗北、年金問題,政治とカネ、インド洋でのテロ特別措置法などでよれよれになり解散総選挙がつい手の届くところにあった。当時の自民党は満身創痍で民主党に一敗地まみれるところであった。

ところが国会の会期中にも拘らず毎日,福田氏,麻生氏の活字,映像が国会活動が中止のような印象すら感じた。マスコミがこのような自民党の総裁選の取り扱いは自民党の良い宣伝となり、いまや臨終近しと思はれた自民党は息を吹き返したのである。

いずれにしても今回福田氏が選ばれたのはあの奇人、変人、米国の走狗となり、アジアの孤児となり日本を奈落の底に突き落とした小泉氏、その小泉氏の構造改革を受け継いだ安倍に終止符を打ったと思われる。しかし安倍政権の末期の自民党の体質はそう簡単には変わらない。民主、自民の力と力の対決で国民に信を問う総選挙は決して遠くはない。民主党その他の野党も頑張れ。