地方に新幹線が必要か

地方にも新幹線のような高速鉄道が必要なのだろうか。例えば大阪金沢間なら在来線を利用しても約2時間30分でたいした時間ではない。現在金沢以北が新幹線が走る工事が進められている。これが終われば近く金沢大阪間の工事が着工される予定である;これまでの在来線はどうなるのか。

学校に通う生徒、家から近くの通勤者、家庭の主婦、は在来線の各停を2,3駅利用する格好の足である。在来線が存在したまま新幹線と平行して存在することは誰が考えても不経済極まりない事である。いずれ在来線の撤去が行われるであろう。そうすれば通学、買い物に利用していた人達に不便となる。このような現象は日本のあちこちで見られる。

政治家の有権者の歓心を買おうと言う発想から生まれた産物である。このように政治がらみの空港、港湾,橋など狭い国土のあちこちに作られている。これから少子化などで地方は人口が減ることがあっても増えることはない。若者は地方を後にして地方の過疎は益々深刻になる。地方と大都市との格差は増すばかりである。

新幹線、空港などを作る金を地方で若者が定着するような労働の再生産、企業を誘致することが一番良い。例えばシャープが亀山に工場を作ったように。