韓国北朝鮮の首脳会談終わる

結論から言って特に有益な成果があったとはいえないのが南北会談だった。一番大きな問題は北朝鮮の核問題ではなかろうか。米国を始めロシア、英国、フランス、中国その他数国が核を所有しているのに北朝鮮だけがどうして放棄しなければならないのか。米国にいたっては中東で核の入った劣化ウラン弾などを使用している。北にはこれ等の現実があるから反発があるのは自然である。

兎に角既に核を持っている大国やその他の諸国が核を放棄すべきである。次に解決の難しい南北統一問題に全く触れずじまいだった。いずれにしても7年ぶりに南北の首脳の話し合いが東南アジアの緊張緩和に役立ったことは間違いないと思はれる。

経済問題については金総書記が韓国が北朝鮮の中小企業をその主な対象としたことで不満があったようである。

日本人の拉致問題は韓国の漁民の拉致問題すら言及が無かったのにこれを期待するほうが無理であろう。こんご6者協議が以前に行った共同声明と合意が順調に履行されるように両者で努力するということが話し合われた。盧大統領にとって特にお土産は無かった結果となった。