日本の警察

大相撲の序ノ口力士、斉藤 俊さん しこ名時太山の急死と愛知県犬山署の問題である。犬山消防本部は犬山署に「労働災害の可能性あり.不審死の疑い」と連絡が入った。其れにもかかわらず犬山署は事件性なしとの判断で、刑事訴訟法に定める司法検視をしていなかった。どうみても異常な遺体にも拘らず上述のような判断で勿論司法解剖すらしていなかった。時津風部屋では愛知で火葬してから帰したいとの申し出を家族が断り、遺体を実家に返してもらった。

遺体が実家に帰ってきた其の姿を見た親、関係者はあまりのむごたらしさにショックを受け遺族はすぐに新潟県警に相談し、「愛知県警で司法解剖の必要なし」と判断された遺体を新潟県警が解剖するわけに行かず、とりあえず新潟大学医学部で承諾解剖を行った。その結果死因は「心不全」ではなく「多発性外傷性ショック」であることが判明した。何故このようなことが起こったのか。

相撲部屋や宿舎のある地域の警察幹部は親方たちと一緒になり酒を飲んだりちゃんこを食べたりして密接なつながりがある。つまり馴れ合っているわけである。したがって1985年以降今日まで死亡した現役りきしは17人に上っている。死因に多いのは「心不全」このうち司法解剖されたケースは1件もない。警察と相撲界とが馴れ合っているのはこの事実からも明らかである。

話は変わるが警察の酷さは、飲酒運転,痴漢、下着泥棒、強姦、また立川警察署は自衛隊官舎にビラ入れをしたことが「住居侵入」だと6箇所を家宅捜査し、3名を逮捕、起訴、拘留している。また枚方市で市発注の清掃工場建設を巡る前代未聞の現職警察官の談合事件等々日本の警察はどうなっているのか。右傾化と堕落。これは蛇足ですがオーストリアの警察関係の人が日本に来て日本の警察が司法検視して司法解剖を行うケースが極端に少ないと驚いていたことが前に新聞で確認しました。