インド洋での海自の米艦船に対する給油問題

インド洋で海自の米艦船への給油についてまたもや不審な点が出てきたので記したい。給油量の誤りに気づきながら担当課長から上に報告せず現首相{当時官房長官}らが誤った事実を公にしていた(朝日新聞イラク作戦への転用疑惑に文民統制シビリアンコントロール)にかかわる重大な問題に発展した。{朝日新聞

第5空母戦闘軍のモフィト少将の発言ではイラク戦争から2月25日横須賀に帰還した際に約80万ガロンの燃料提供を受けたことを明らかにした。石川享幕僚会議議長は会見で米補給艦への補給量を20万ガロンと発表。この時点から「20」と「80」の数字が入れ替わり公表された。しかしその後日本の市民団体の調べで給油は矢張り80万ガロンに訂正した。

20万ガロンなら説明もつくが80万ガロンと大量の給油はどう説明するのか。海上自衛隊の防衛課長らが誤りに気づいていた。なのに「燃料担当は他の部局であったと認識していたことや間接油問題が沈静化しつつあったことを考慮して報告しなかった、当時の福田官房長官がこの問題で答えたのが5月9日。石破防衛長官が5月15日に追及されているが「沈静化しつつあった」解釈は全く通らない。{朝日新聞}この80万ガロンの利用はイラクの攻撃のために給油されたのではないかと推測したくなる。補給艦の日誌が保存期間なのに破棄されていた。「誤って裁断した」事になっているがどうも疑わしい。

このような事実が表面に出てくると、当時の防衛庁より米艦船がイラク攻撃のために海自から給油を受けていた.それでこの件について政治家に報告したが80万ガロンと20万ガロンとを派遣部隊から報告された給油量をパソコンソフトで作った集計評に記載する際に「ペコス{約80万ガロン}」と「ホール・ハルミトン{約20万ガロン}」を取り違えて入力した。このような単純な事柄を誤って入力するとは考えられない。故意に虚偽の報告をしたか、政治家と組んだ芝居ではないかと思いたくなる。