ロストジェネレーション

ロストジェネレー
ションとは団塊ジュニアーで1972年生まれから1982年生まれの人たちの総称である。この世代は団塊世代の数が多かったばかりにジュニアーの数も当然おおくなるのは自然である。勿論大学入試の競争率も高く5〜10の大学入試を受験する生徒も珍しくはなかった。晴れて入学できても卒業したら就職氷河期で10社、20社の入社試験にも合格すら出来ず,ひどい人は30社〜40社トライしてもだめ、やっとアルバイトの口が見つかり、またフリーターでの仕事もなんとか見つかり安い日当で仕事を転々と変わってする。

結婚して30歳までに子供をもうけてなんて考えるのはとんでもない事である。平和な家庭生活なんか想像も出来ない。契約社員派遣社員になればオンの字で極めて不安定なジェネレイションと言わざるを得ない。このような人が就職試験にありついても採用者側は用経験と条件をつける。上述のようなフリーター、アルバイト,契約社員派遣社員にまっとうな試験があるわけがない。厳しい試験ばかりで振り落とされるための就職試験である。

親が年金生活をしている間20〜30年間は親が健在であるならばなんとかなるであろう。20代,30代,40代、50代現在のままの時給800円〜900円で生活を余儀なくするとなると目の前が暗くなる。生活―子供を中心に夜明かりの付いた生活家庭生活。−このような生活は夢のようなものである。

ヨーロッパでは日本と同じような労働者、派遣制度などがある。日本の派遣や契約は世界の水準に比べると非常に遅れていると龍谷大学教授脇田 滋氏が朝日新聞の「耕論」で述べておられる。また同時に法改正を考えると同一労働、同一待遇などEU諸国では当然とされる。派遣制度の正規の職員に近ずけていくことを理想としている。いずれにしても若者を正社員として採用し将来の日本の企業のために人材の質を高め其れがまた企業を支える力となるのであるからロストジェネレーションの25歳〜35歳の若者を積極的に企業の核とする為に人材を受け入れ生かそうではありませんか。