自民党より民主党への秋波

自民党はこの夏の参院選民主党に大きく差をつけられて敗れた。安倍前首相の後を引き継いだ福田総理は衆院では多数を占めるものの参院では民主党に多数を占められ国会はねじれ現象を呈している。そのせいか総理はいままで就任以来低姿勢を貫いている。更に未だに法律の1本も通していない。

今の国会のありようでは法律を通すにもスムーズには行かないのではないか。それで自民党の福田総理から民主党の小沢代表に連立の打診があった。福田総理から小沢代表に小沢氏がかねて国連決議があれば自衛隊を海外に派遣出来るという民主党の考えに同調し理解を示す。一方自民党はインド洋での補給支援特措法案の問題を民主党に理解を求め両党の難題に融合を求めて新体制の糸口にする。

しかし自民党の方はいざしらず民主党の大方の議員はこのような大政翼賛会的なものはだめと反対。また今まで二大政党として争ってきたのにいまさら連立なんて考えられないと、党の管氏、鳩山氏、奥石氏など幹部が大反対。

今後自民党は法案を衆議院に提出しても衆議院は文句なしに通過するでしょうが参議院で否決される可能性高い。そうすれば衆議院に再度提出すれば衆議院が優先するので通過まちがいなし。けれどもいつもこのような変則的なことばかりを繰り返してばかりもいられない。このような状態では国会を解散総選挙の選択肢しかないのではないのではないかと福田首相は真剣に考えているようだ。今まで自民党の政治とカネのあり方ばかりを見てきた。一度他党の政治を経験してみたい。総選挙があれば民主党が政権をとりそうな気配である。民主党の小沢代表も余り軽軽な動きをなさらないほうが党のため日本のためだと思います。頑張ってください。