小沢一郎さんと民主党

ついに出ましたね!小沢一郎さん いつ時限爆弾が破裂するのかなと内心落ちつかなかったのですが このとき、このような形でね。 前党首の自民党との参議院選挙がこの夏行われ民主党が大勝しました。小沢さんの大車輪のご活躍で勝利を手中におさめた様なものです。本当に有難かったです。それで窮地に立ったのは自民党

次に衆議院選挙があったら恐らく政権を握りそうな勢いにある民主党自民党民主党党首討論を二日間密室で行いました。それで皆さんよくご存知の自民党の延長を目指すインド洋の米国艦船に対する給油の問題―いわゆる特措法、一方小沢さんはアフガニスタン国際治安支援部隊(ISBF)の問題。それぞれに懸案事項を持っての話し合いが主だったようです。

それでお二人の間で自民、民主との間に大連立が話題になったようです。それを小沢さんが民主党に持ち帰って管氏、鳩山氏、輿石氏に話されたようです。勿論民主党の3人と、それ以外の幹部は大反対。もう一押しのところまで自民を押さえ込んでいることも勿論ですが今まで二大政党として存在理由を示すために大層努力をしてきたのにそんなに簡単に連立―合体できない。またイデオロギーも同一ではない。
小沢さんは元の巣に首を突っ込むには余り抵抗がない。むしろ住み心地がいいのじゃないですか。しかし民主党の代表にまでなっておられ常に自民党と対峙しておられるわけですので常識的にはそんなに簡単に翻意されるはずはないですわね。しかし民主党の議員さんたちが真っ向から小沢さんの持ち帰った大連立に反対を表明しました。

それで小沢さんは気分を悪くなさって党から不信任されたと辞意を表明された分けです。考えてみると民主党自民党の対抗野党です。しかし決して左のイデオロギーを持った党ではありません。個人的にはかっての社会党員も含んでおりますがむしろ右の自民党に限りなく近いです。従って大連立を組むようになれば戦時中の大政翼賛会を古い議員さんは彷彿されるのではないでしょうか。また我々世代も大政翼賛会政治のいやな思い出を腹一杯持っております。

小沢さんもそれなりのお年ですからもうクラッシュ アンド ビルトにもグッドバイされて腰を落ち着けてご自分の党の育成と政権奪取のために力を注がれるのがベストだと信じます。小沢さんが民主党を離れられたら行動を共にする議員さんも出てくるかと思います。民主党はがたがたになり自民党の対抗野党は小さなものとなるでしょう。小沢さんも幸せな議員生活を送れるかどうかどんな保証もないのじゃないですか。また自民党が政治とカネで我が世の春を謳歌するのは目に見えております。自民党政治に一度鉄槌を食らわせる事を楽しみにしていたのですが淡い夢に終わりそうです。