大相撲九州場所

大相撲十一月九州場所が昨日11日から福岡で始まった。大相撲序の口力士斉藤 俊さん しこ名時太山名古屋場所でリンチ殺人を受けた6月,其れが表ざたになったのが9月。3ケ月後だった。部屋の師匠だった時津風親方は最初ビール瓶で時太山の頭をなぐり傷を負わせて後は弟子たちのリンチを見ていて、責任を取らされ、永久追放―解雇された。

しかし直接手を下した弟子達は何の咎もなく、現在に至っている。其れも相撲をとっているのが実情である。将来があるから名を出さない。咎めない。殺人事件を冒したものが放置されているとはどういうことか。親方が責任を取っても、直接手を出したものは将来があるから無罪なのか。それなら若い者で招来があるもの皆凶悪犯罪を起こしても将来があるから無罪にしなければ。

また理事長の北の海は減給4ケ月のみでこのような大きな事件を起こしたのに責任も取らず昨日はこの事件の謝罪の弁を土俵上で文章の棒読のみである。相撲界は人を殺しても取る責任はヤクザの世界より甘い。それに警察力も。時津風のその後の取り扱いについてはどうなっているのか全く報道されない。

昨日の福岡の観客の数はいつもの何分の一か判らないがTVで見たところ土俵の近くにいるだけで館内は人で埋まっているような状態ではなかった。朝青龍の件といい、どうも相撲界はそれなりの節度,規律で自己を律することの出来ない世界だ。国技という名に胡坐をかいて今日までぬるま湯に浸かってきたためであろう。これでは観客離れを起こし、相撲はじり貧になり、取り返しの付かない世界になるのではないか。