インド洋補給特措法案について

福田首相はインド洋での自衛隊給油活動の再開を日米首脳会談でブッシュ大統領に「早期成立に全力をつくす」といった。補給支援法案は、今の状態では会期までに参議院採決に持ち込むことは困難であろう。それで国会を大幅再延長して衆議院で3分の2の再議決で特措法の成立を目指す。しかし参院で野党が過半数を占めているので野党が首相の問責決議案を提出すれば解散、総選挙に繋がる。

総選挙を行えば、大阪の市長選で自民、公明が大惨敗した例を見るまでもなく福田首相は選挙を忌避したいところだろう。22日から福田首相は野党の各党首と会って話し合いを持ちたい意向らしい。私は何故そんなにインド洋の給油活動に力を入れるのか。

米国の空母の飛行機は明らかにイラクを攻撃している。それも給油は無料奉仕ではないか。例えアフガンのみのでも米空母の攻撃に協力するのは明らかに憲法違反である。それがイラクとは。ここで思い切って日本の国内事情から給油活動は100%出来ないとブッシュ大統領に伝えるべきである。そうすれば福田内閣の国会活動もスムーズに行くのではないかと思う。福田首相の英断を望む。