お正月の花

一休和尚は正月や 冥土の旅の 一里塚 目出度くもあり 目出度くもなし と狂歌をよんでいます。私たちの年齢になると正にその通りであると心底より感じます。しかしいずれにしても私の場合は最近肉親をなくしました。それで常識的には正月も当然喪に服さなければならないでしょう。しかし私の兄を喪ったことで息子、娘、娘婿などもそのような境遇に導きいれる事は出来ないと思います。

それで娘が婿、孫と共に我が家に東京から帰ってくるのです。それで今日京都の比較的大きなガーデニングをしている「ちきりやガーデン」に正月らしくまた来客を迎えるにふさわしい花を求めにゆきました。おおきなところなので目移りがするぐらい沢山の花がありました。いまクリスマス用のポインセチアが沢山あり本当に美しくまたシクラメンのおおきな束で1万円から1万5千円のものもありましたが。それは立派なものです。

私はシンビジュウムがいいと思ったのです。孫のために乳母車も共に来るというものでシンビジュウムはあきらめました。玄関に乳母車を置くので家内はピンクのコチョウランがいいといいますのでそれを私の財布からはりこむことにしました。同時に正月にはつきものの葉牡丹も私が買う羽目になりました。まさにわたしにとって「目出度くもなし」です。白のコチョウラン、大きなピンクのコチョウランなど一歩先に正月らしさを味わいました。