国語力

今朝の朝日新聞(1月20付け)の一面トップの見出しに「国語入試にリスニング」「話聞けない子ども」に危機感と言う大きな活字が目に飛び込んできた。入試の内容は「音声で流れる説明文や会和を聞いて、正しい要旨を選んだり自分の考えを記述する国語のリスニングを高校入試に取り入れる自治体が増えてきている」と言う事である。

このようにしゃべる内容を理解できないと言うことは同時に自分がしゃべること、文字で表現することもリスニングと同様に的確さを欠くのではないかと思う。それでこのブログでも以前に小学校から週に一コマの英語の授業をすると文科省が考えているという事に反対を唱えた。それより国語の勉強をしたほうが有益だと述べた。

理数科の問題にしても国語力を充分に身につけていれば問題の理解を助け理数科嫌いにもならないであろう。英語などは私が旧制中学校に入った時は鬼畜米英の言葉を学ぶ必要は無いとのことで戦争が終わるまで勉強しなかった。しかし旧制中学3年生頃から勉強しても読み書き話すようになった。全ての勉強は国語力が其の基礎になり社会に出てからも必要なのは国語力であると断定する。話しを聞けない子どもに危機感だけではなく国語の総合力に危機感を持ち文科省、教育界は日本の教育の向上に充分な国語力を身につけることに努力すべきであると考える。