福田内閣

小泉首相が近隣諸国との関係を最悪の状態のまま前安倍首相にバトンたっちした。安倍氏は近隣諸国つまり中国、韓国と日本の関係に多少の温風を呼び硬かった氷にひび割れをもたらした。その後安倍氏はご存知のようにダウンし福田氏が首相を引き継いだ。

当初福田首相は中国の関係も氷解し、尖閣諸島周辺を含む東シナ海のガス、油田の話し合いもある程度話題に上った。勿論韓国との関係も雪解け状態になり円満な関係を得た。福田首相中韓問題を小泉氏の時代から見るとアジアの近隣諸国との関係を好ましい状態に持ちこんだ点ではある程度評価は出来る。

しかし最近給油法案になぜか大層な執念を持って再度衆議院の多数を頼んで成立させた。福田首相の政治姿勢を見ると今のところこの程度で年金問題は枡添え厚労相が頑張りそのほか福田内閣の特に目立った動きは無い。米国のサブプライムローンの問題で毎日世界的に株安となり日本も例外ではなく猛烈な株安、円高に見舞われている。

この際経済はどうあるべきかとの具体的な指示、ないし動きも特に伝わってこない。首相の動きが明確さを欠くので閣僚の動きも鈍いのではないだろうか。私は福田内閣が発足した当時中韓との良好な関係を素早く宣言し行動た時には今までの小泉氏などの外交姿勢なんかと比較して大人だと評価したのですが今の福田内閣は真空内閣的だといいたい。具体的なしっかりした目標が出てきてもいいのだが。