前時津風親方の逮捕

大相撲・時津風部屋の新弟子、斉藤俊さん(しこ名・時太山)が急死した事件で7日、発生から7か月余りで前時津風親方と兄弟子3人が逮捕された。この時津風部屋での斉藤俊さんの凄惨なリンチ殺人事件は以前にも書かせて頂いているのでその件については省略させていただきます。

この事件の発端は時太山が稽古に耐えられないと逃げ帰ったのを部屋に連れ戻し親方が説教した。時太山が足がしびれると足を出したのが根性が無いと叱責、食事の時に親方が飲んでいたビール瓶で時太山の顔を殴りつけ出血させ更に棒で殴りつけた。兄弟子にも「かわいがってやれ」と稽古場に連れ出させ鉄砲柱に縛り付けて殴りつけうめき声が外に漏れるほどだったとか。

また翌日はせいぜいぶつかり稽古は5分が限界なのに30分もおこなわせ失神して倒れたのを弟子が救急車を呼ぶといっても親方は黙ってみていたらしい。つまり殺人を弟子たちに教唆、自ら実行したことになる。ここで死亡した時太山を警察が検視官を臨場させなかったのが第一のミス更に死体の凄惨さと残酷であったにもかかはらず解剖を実施しなかったのが警察の第二のミスである。

この事件を契機に文部科学省は北の海理事長に過去にも不審な死亡例などがあるので調査を依頼させているが何もしていない様子である。朝青龍の問題もきちんと出来ない理事長がどれほどのことが出来るのか。こんなのがまた理事長になったのでは相撲界はいつまでたっても旧態依然の姿を保ち続けるだけである。改革が出来ないようでは相撲界は凋落することは残念ながら否定できないでしょう。