iPS細胞研究

2月18日付けの朝日新聞朝刊に京都大学山中伸弥教授らが作成に成功した万能細胞iPS=人工多能性幹細胞)の成果をいかそうと、国内の各機関でiPS細胞を使った研究が広がり、臨床応用を目指した基礎作りが進んでいるということである。それでIPS細胞をつかった研究や計画の例が出ていたが私は先ず横浜市立大、熊本大が糖尿病の治療のためのインスリンを出す膵臓細胞作りなどを計画しているという図に目がとまった。

糖尿病にはI型とII型がある。I型の糖尿病はほぼ若年層から発症する。4才,5才でこの病気に罹ればその子供が甘い物を欲しがる時にこれの制限をさせたり腎臓に負担をかけてはいけないので水分の摂取も制限される。したがって小さな時から飲み水、お茶を肩からぶら下げて幼稚園、保育所、小学校の時から計量して飲んでいる姿をTVなどで見かけたことがある。

また勿論食事もそれなりのカロリー制限を受ける。I型の場合インスリンが全く出ないので小さな時からインスリンの補給のために毎日注射をする。幼児の時から一生縁が切れない。この万能細胞でこのI型の糖尿病が克服できたらこのような病をもって生まれた人たちにとってどんなに喜ばしいか。早くインスリンの出る膵臓が現実のものとなり甘い飲み物、旨い食べ物をお腹一杯に食べられたらこれ等に侵すされている子供たちや成人にどれだけ幸せだろうかと思う。

他にも東北大の角膜の再生これは恐らく盲目を治す研究だと思うのだがうまくいって欲しいものだ。また埼玉医科大学のがん化抑止これは全人類に及ぼす大きな研究だと期待している。iPS細胞研究が我々の幸せを追求する大きな仕事でありどんどん現実のものとなり人類に幸せをもたらしてほしい。