岡山駅事件

またも未成年者による悲惨な事故が岡山駅で発生した。夜11時過ぎにサラリーマンが駅のホームで電車を待っていたら後ろから18歳の青年がホームの下の線路に突き落としその時電車が入ってきて悲劇が起こったのである。何故このような事件がよく起こるのか。未成年でないが数日前に土浦で数名の殺傷事件が起こったばかりである。

このように殺傷事件はマスメヂアによる報道で連鎖反応が今まで発生しているケースは枚挙に暇がない。今土浦事件は成人の殺傷事件であり20才以下の未成年事件とは同一に扱わないことにする。岡山事件の青年のケースは以前に九州で起こった未成年のバスのハイジャック事件と同様で、学校の成績もよく常日ごろ近所の人の評判も悪くはなかった。

今回の場合は家庭的に恵まれず学校の成績も悪くはなく大学進学の希望があったらしいが親の収入では進学が困難だと青年に断念させている。それで就職は決まっていたのであり進学を希望するなら2,3年かけて進学費用も作れる。其れからでも遅くなかったのではないか。この成年の場合は進学が出来なかった事が大きなショックになり短絡的にあのような結果を惹起したのではないかと想像する。

今大学進学のために数年かけて費用を作ることを云々したが大学が全てでないことも認識して欲しい。大学に行かなくても自分でこつこつと勉強して大学を出た人以上に立派になっている人はごまんと居る。

例えば松本清張など立派である。それに今に若者は団塊の世代の子供で物が溢れ我慢、辛抱が出来ない環境で育ってきた。それが今の若者の大きなウィークポイントである。学校での教育も比較的おざなりだったのではないか。私は子供の時に書物‐特に伝記物、いい文学をあたヘ頭の柔らかい」時代に思想をーそんなに難しく考えないでー形成させることが一番大切だと思う。