米国と中国

米国は11.9を契機にアフガン、イラクに武力攻撃を仕掛けた、まだイラクでは戦火は収まりそうでない。この戦争で米国はそれなりの利益を期待していたはずである。しかし米国が最初から計算していたような利益もなくイラクでは経済的,人的損失が可なり甚大で国内からの反発も大きくブッシュの支持率も低下の一方である。

そこで次に目をつけたのは中国である。中国は多くのいろいろな人材が混在している。また中国ではこの人材を利用して対外的に特に貿易の面で米国を大いに利用しまた中国が稼いだ資金を米国は大きな魅力としている。つまり両国にとって計り知れない利益を当て込んでいるのである。

中国ではいまチベットの独立、人権問題で騒乱が多発している。この騒動はヨーロッパ、米国でも起こっている。それで08年8月の北京五輪にヨーロッパの心ある国は五輪の開会式に大統領などの不参加を決めている。中国が現在のような国家になっていなかったら、かつて米国が率先してロシアのオリンッピックをぼいこっとしたように中国に何らかの態度を示すはずである。

しかし中国は大きな人口と経済成長を遂げているので米国にとってこれほど魅力ある国はないのではないか。また中国も米国が大市場である。互いに欠くことのできない存在となっている。中国の米国への輸出品の中には変なものが数多く見られる。また米国は中国の大きな外貨準備をあって込んで旅客機など金額のはる物品の輸出を心がけている。互いに夫々のもつ傷を舐めあっているのである。米国は中国の持つ軍事力が最近脅威の的となってきているが一方で武器輸出の大きな市場ともなっている。米国も中国も互いに欠くことのできない国であることには間違いない。。