中国の元高

中国の元高が進んでいる。7元を突破,6元に突入し今やドルに対して2割の元高となっている。中国の靴産業も1千社も崩壊し日本企業も多くの企業は中国から他国に生産工場を移す動きが出てきた。例えばハム工場や電器メーカーの撤退である。

つまり工場をタイ、インドネシアに移す動きもある。毒ギョーザいらい農産物、冷凍食品の輸出にかなりブレーキがかかったことは確かである。このように元高が進み中国経済に陰りが見えると国内で低賃金で労働力を売っている農村地帯の労働者と沿岸地帯の労働者の間の収入は益々大きくなる。

それで生活格差はより大きいものになり中国の政治は共産主義、経済は資本主義の矛盾が頭をもたげ今後の中国の政治体制が多少苦しくなろう。しかし今8月の五輪を控え国家が一丸となってそれに突き進んでいるので特に大きな心配はないと思はれるがオリンッピク後のあり方である。

元高が今後継続するようだと台湾企業、日本企業は中国を見放し上記のようなことが起こる可能性が大であるのでそのことを考え中国は農村地帯の労働者、農業生産物等に十分心すべきである。中国は現在表面化している元高を蟻の一穴と捕らえそれなりの手を打たなければ苦しい未来となろう