憲法発布記念日に当って

今日は憲法発布61回目の記念日である。安倍首相時代は憲法の改正をえらく一生懸命に取り組んでいたので我々国民は此れの阻止に毎日反対に努力した。現在は憲法改正に対する政府の動きは全く見られない。安倍時代に比べると憲法改正の賛成者の数も減り戦争反対をうたう9条の改正反対は66%と圧倒的多数である。

このように平和憲法のもとで世界でも有数の軍備をもちイラク自衛隊を派遣した小泉はなんだったのか。このような強力な武力をもち米国の尻馬に乗って外国に出兵する費用があれば道路特定財源ガソリン税の再引き上げ、後期高齢者医療制度などしなくてもこれ等の金を軍備から削れば国民の生活はどんなに楽になることか。

憲法25条には国民の生存権として「全ての国民は、健康で文化的な最低限の生活を営む権利を有する」。とうたっているが現在の日本の雇用形態は非正社員が3分の一を占めるようになった。企業が近隣諸国の安い労働力のために競争力を失うことを恐れ日本からの近隣諸国への脱出、また国内では労働者を非正社員化して国内の労働者をいじめまくり国内の購買力は低下の一方を辿りGDPは世界1,2位から3位ないし4位に落ち込みました。

企業は国際競争力のために安易に労働者を痛めるのではなく自己のそれなりの努力をしたらどうか。さもなければ日本の将来はない。日本の現在の格差は恐ろしいものがある。此れの是正のために企業も努力しなければ自分で自らの首を絞めることになろう。憲法発布記念日にあたり平和憲法のために軍事力を抑へ、国民の福祉にその費用を使う努力をして欲しい。