外国人研修生に対する不正

最近時々新聞で目に留まり悲しくなったり情けなくなったりする。日本の中小企業の外国人研修生に対する扱いである。中小企業に外国から日本の優秀なもの作りを学ぶために若い研修生がやってくる。それで企業側はおそらく技能を学び技術を習得しに日本にやってきたのでそんなに賃金を出さなくてもいいだろうと判断しているようだ。

それで国内の労働者に比べて可なり低い賃金で労働に従事させ超過勤務も行わせそのペイも問題にならないくらい悪い状態である。ある悪辣な社主は起業に縛り付けておくためか旅券を取り上げたり預金通帳を取り上げたりしている。中小企業の社主は技術を教えているので賃金は高く無くてもいいだろうと考えているのではないか。いい労働力が確保できたと喜んでいるのでは。

いかに研修であろうと仕事に従事しているので国内の労働者と同等の報酬を支払うのが筋だと思う。技術はともかく労働を行ってもらっているのだからそれなりの賃金を払うのが企業の義務である。法務省は団体、企業に立ち入り調査し、不正行為が認められた場合には、入管法に基づき、最低3年間は研修生を受け入れられなくなる。{朝日新聞、5月10付け}この程度の罰則ではまだまだ甘い。50万円くらいの罰則ではどうか。

研修と称して雑用に従事させているケースもあるようである。日本に技術を学びにきたのだからしっかり技術を教え賃金もそれなりに支払いその企業に好意を持つようにして日本を離れるようにして欲しい。研修生を企業が受け入れる場合法務省の監督管が企業主との面接をしてこの社主だったら任せてもいいと言う企業を選ぶべきである、