中国胡錦濤主席帰国

胡錦濤主席は日本での5日間の滞在を終えて10日に大阪空港から帰国された。胡錦濤主席は今まで日本を訪れた江沢民などと少し毛色の変わった人でつまりその人柄はソフトで見た感じでは接触しやすい感じを与えてくれた。

福田首相との会談でもいやみな所もなく非情に素直で人間としての癖も特になかった。天皇との会談でも非情にソフトで天皇主催の晩餐会も江沢民が見せた嫌味は全くなかった。

それに彼は日本に対して文書で日本の過去の中国に犯した侵略的行為のお詫びを要求するでもなく我々に好感を与えてくれた。早稲田大学での講演でも日本の良さを強調し中国の学ぶべき点も多くあり協力をすべきであることを語っていた。

また卓球の愛ちゃんと卓球を披露していたがその腕前はなかなかのものでスマッシュなんかよく入り何事に対しても手を抜かず一生懸命の姿勢が彼の人柄を表していた。それに中国の抱えている貧富の格差、環境問題など日本の協力が不可欠であると謙虚であった。

しかし東シナ海のガス田、冷凍ギョーザ、チベット問題などがすっきりした形をとらなかったのは可なり気がかりである。もう少し具体的な進展が欲しかった。
然し胡錦濤主席には私は好感を持った一人である。

追伸 このブログは午前中に書きました。胡錦濤主席を可なり甘く評価しました。
午後になり中国のエリートは一度はチベットに行くことになっている事を思い出しました。彼はチベットに在住時代わりあい厳しい政策をしております。したがってそのような一面もある事を付記しておきます。いいお父さんのような顔をしていますが。