琴欧州の優勝
琴欧州の笑顔が素敵だ。25歳の大関が2度目の角番を克服し更に優勝を14日目に見事手にしたからだ。今まで長身202センチの身体に長い足膝を何度も痛め毎場所10勝どまりのダメ大関だった。
このところ大相撲はモンゴル出身の朝青竜,白鵬の交互の優勝が常態となりそこへ今回のヨーロッパ勢の進出だ。新風を吹きこんでくれたことは相撲界にとって嬉しい出来事だ。
親方のもう少し体重を増やせと言うアドバイス、旭天鵬の長い足の使い方のアドバイスを忠実に実行に移したその素直さが大きくものをいったのだろう。体重を増し、腰を落としての取り組みは相手を圧倒し全勝街道を突っ走りあわや全勝で優勝を手にするのではないかと大きな期待を抱かせたが13日目の今場所では見られなかった消極相撲で不覚を取ったことは親方、本人にとっても全く残念だったに違いない。
今回の連勝街道の驀進に父親も大喜びで昨日は遠くブルガリアから応援に駆けつけ親の前で優勝を飾ったことは父親の喜びは何よりでこれぞ親孝行の真骨頂とでも言うべきか。次の場所も膝を大事に堂々の体力を生かして勝ちを積み重ね横綱を狙って欲しい。より一層の精進を心がけどんどん勝ち星を重ねることを心より祈ります。