北朝鮮の「テロ国家」解除の問題

米国のライス国務長官が昨日北朝鮮への「テロ指定国家」としての解除の意向のあることについて言及した。北朝鮮が核計画の申告をするということが米国の厳しい態度を軟化させたものと思はれる。

北朝鮮がテロ国家として周囲から指定されているのには北朝鮮の核開発が大きな比重を占めている事は重々承知しているが、日本にとっては拉致問題北朝鮮に対するシビアな問題なので簡単に態度を改めることができない。この間も日本の拉致問題について北朝鮮が再調査をすると日本に対して誠意を見せかけたばかりである。

この米国による「テロ指定国家」の枠がはずされると日本に対する北朝鮮の態度がかなり甘くなるような気がする。私は昨日の“アフリカの悪魔”のTVをみてこの野郎という憎悪の念で頭が一杯になった。なにも“アフリカの悪魔”の個人的な決定でなくブッシュの決定である事は良くわかっているが拉致家族の人たちの心情は察して余りある。