夏草や つわものどもが ゆめのあと と松尾芭蕉が詠んだ平泉の中尊寺が惜しくも今回世界遺産入りを見送られることになった。１０９４年に藤原清衡によって居館がつくられ以来１１８９年まで藤原氏の平泉文化が開花した。清衡、基衝，秀衝が拡張したものである。
中尊寺、金鶏山南麗の毛越寺、は２代基衝が京都の宇治平等院を模して建てたもので無量光院跡など多くの史跡が残っている。とうじみちのくの地上極楽を具現しようとした。それで中尊寺は全て金箔を施したのである。
また密教とともに法華経にづく多宝塔信仰にあり３代のミイラも多塔信仰による。春秋の藤原祭、毛越寺あやめ祭等の各行事があり観光地としても有名である。
