雷鳥の生存

山梨県南アルプス・北側に棲息している雷鳥の姿が81年に確認されていらいもう生存していないのかと絶望と不安で一種の諦めにも似た気持ちが調査員の間に広がっていた。

それが山頂と北岳山荘付近の2箇所で親が数羽のヒナをつれて棲息している姿を信州大学の中村教授が確認したらしい。本当うに雷鳥のような貴重な鳥がかろうじて存在しているとの報道は心から喜ぶべきだ。

最近温暖化が進み雷鳥がいる辺りまで雷鳥のえさになる高山植物をさる、鹿、きつねなどが食べに来るらしい。ここでも温暖化の弊害が顕著に現れている。かっては南アルプスには80羽程度の姿が見られたが最近姿を見ないので絶滅したのではないかと危惧されていた。これかが雷鳥の保護のためにさる、鹿、きつねなどの駆除をして特別天然記念物の保護につとめてほしい。(朝日新聞7月28日のコラムより)