中国天洋食品冷凍ギョーザ事件

今年2月に中国の天洋食品で冷凍ギョーザにメタミドホス農薬が混入されそれを輸入していた日本で購買した消費者の間で多くの被害者が出た事件である。この事件は当初中国の捜査当局と日本の捜査陣がかかわったが日本サイドは中国側の行為である。中国側は日本が行った事件である。と一種の水掛け論のような格好となっていた。

私は最初から中国の労働者が経営者に対する不満がこのような格好を取ったものと断定していた。しかし中国の捜査陣は自国のミスを絶対に認めたくなく冷凍ギョーザの入った袋の上から日本側がメタミドホスを塗布したと物理的に不可能な理由をつけて逃げていた。

日本当局は科学的な捜査で中国の行為であると断定していた。ここにきてサミット前に中国で当時作られたギョーザを労働者が横流ししそれを食べた中国人に中毒症状が出て中国の作ったものにメタミドホスが含まれていた事が100%明らかになった。

それでサミット前に其の事が明確になったのであるが如何した訳か最近まで伏せられていた。中国の政治的なものと日本のまた政治的な受け取り方とがこのように今日まで問題を詳らかにしなかったのであろう。
それを食べた被害者の立場を中国当局、日本政府はどのように考え責任を取るのか。