福田首相辞任

福田首相は安倍政権を継いで一年未満で政権を投げ出した。福田首相は小泉のように近隣国家が嫌がる靖国神社の参拝をかさね中国、韓国等との関係を悪化させたり、安倍のように積極的な憲法改悪に手を染めるような悪人ではなかった。

しかしあらゆる政策にもう一つ熱意というか活力に満ちた態度に欠けて人ごとのような態度が良く見られた。年金記録問題、防衛省の不祥事、など次々問題が起こり最近では道路特定財源一般財源化の問題、自ら立ち上げた消費者丁についても強力な同調者が現れず苦しみ縫ういていたように見えた。

また最近では公明党選挙対策としての定額減税は予算のばらまきに不快感を示し予算の赤字化に繋がる事を恐れていたようである。しかし衆議院の選挙になれば公明党創価学会)の協力なしには自民党の選挙は苦しい。そのへんでも福田首相は精神的なストレスが大きかったのではないか。

いずれにしても小泉の後安倍、福田となんら国民に政治の信を問う、選挙がなされていない。今回は自民党の総裁が決まれば直ちに国民の総意で持って総選挙を実施すべきである。