汚染米事件

農林水産省が民間業者に卸した事故米の販売先は確か11社だったと記臆している。其のうち大阪の三笠フーズがかなりな量を買い付けている。それで数日前から三笠フーズ汚染米の取り扱いに詳細に新聞、TVなどで報道されてきた。

今朝の新聞報道で名古屋の食品・飼料販売会「浅井」と肥料製造会社「太田産業」が新たに汚染米を大量に買い付けていた事が分かった。食品衛生の専門家によると「アフラトキシンB1」はカビ毒の一種で、天然の発ガン性物質である。毒性は非常に強く主に肝臓ガンを引き起こす。一方「メタミドホス」は主に殺虫剤のために使用される有機リン系の農薬の一つ。神経興奮状態になり吐き気や発汗、動向などの症状が現れる。酷い時には昏睡、死亡に至る。(朝日新聞9月6日付け朝刊)

これ等の米がカビを旨く処理して素人目には分からないようし正常な米に混ぜたり、焼酎の原料に使うべく小さな下請け会社に出荷していた。それを下請けの企業はつゆしらず、お菓子、清酒、焼酎を造ったり、なんとも言いようのない悪質な行為ではないか。このような汚染米―輸入のプロセスで海水で濡れたり保管中にカビが発生したりしたものは農林水産省が廃棄したり、工業用に使用するにしても厳しい監督下で処理をすべきであった。

最近の新聞でウナギ加工会社サンライズフードの生産地の偽装。更には中国産タケノコを国産と偽って販売していた大阪の食品会社丸共。栃木サクラ市の凍頂物産がJAS法違反で農林水産省から改善を指示されている。ここまでくればかって伊勢の赤福、北海道の白い恋人ミートホープ,大阪の吉兆事件まだまだ沢山の極悪な事件が山ほどあったと思うが記憶が不可能なほど情けない事件の連続である。是はまさに残念ながら最近の日本人に性悪説を当てはめることがやぶさかでないようにも感じる。