妊婦の脳血管障害

東京で出産間近の女性が懸かり付け医(五の橋産婦科)の依頼があったにもかかわらず病院(都立墨東病院)が入院を拒否した。懸かり付け医からかなり重い症状であるので再度入院を依頼した。

最初に懸かり付け医が依頼してから一時間半程度の時間が経過していた。それでとりあえず入院ができ赤ちゃんを帝王切開で出産し赤ちゃんは無事だった。しかし女性のほうは脳内出血で亡くなった。

余りにも悲劇的でお気の毒な話である。このように妊婦の搬送の祭によくことわられことがあることだと五の橋産婦人科の川島一成院長が記者会見で述べている。このような現象は慢性的な医師不足総合周産期母子医療センターである病院の2割は脳外科医がないなどの理由で脳血管障害の24時間体制での受け入れは不可能と名古屋第一赤十字病院の石川センター長は述べている。(10月24付朝日新聞

これは病院のシステムが縦割りになっているので亡くなった女性の症状を墨東病院が聞いていても手早く処置が出来なかったのが残念である。近い将来救急医療体制を整備するためにどんな症状の時はどこに連絡するかなどが都道府県単位で話し合いを持たれることになっているようである。是非早く具体的な動きが出来妊婦の女性を安心させて頂きたいものである。