日野原重明先生にたいして

朝日新聞の土曜日のビーオン サンデイ エンターテンメントを毎週愛読しております。このエンターテンメントに日野原重明先生が毎週「97歳・私の証あるがま々ゆく」とゆうコラムに随筆を掲載されています。11月1日の随筆は日本人とノーベル賞という題名だったです。

このコラムに日本人が20名近くノーベル賞を受賞しているが医学賞は利根川進氏がただ一人である。それも京都大学理学部出身の生物学者である。日本の医学界からの純粋の出身者が無いのが残念であると慨嘆しておられました。

しかし日本の少し過去に遡ると志賀潔博士は細菌学者で赤痢菌の発見。山際勝三郎博士は兎の耳に毎日毎日コールタールを塗布ついに人工的に発癌させております。野口英世博士はアフリカで黄熱病の研究そしてこれの征服、また梅毒菌の研究はこの分野で医学権威の最後の一人といわれている。

まだ他にもおられるわけですが浅学非才の私です。上述の3名は今現在ならばノーベル賞を確実に得ているでしょう。その当時の日本のありかた、またノーベル賞選考委員の日本に対する偏見などがあって受賞が得られなかったのではないかとまことに残念に思っている一人です。これから日本でも医学賞を取れる人材が沢山いるので、ある程度期待できると思います。