師走に入って

はやいものでもう12月。昨年は一年の大掃除で12には厨房のレンジフードを磨き上げるのに大格闘をしたことを書いた。今年は12月には庭木の剪定、座敷の模様替え、ウインドウ磨きなど正月を迎えるにあたり多少忙しいのでレンジフードの掃除は11月の比較的暖かい日を選んで済ました。

今年の6,7月はアメリカでサブプライムの問題が発生し9月頃には下火になるとたかをくくっていた。しかしITバブルの次に起こったこの問題はなかなか一筋縄ではすまない難しい問題を含んでいた。

日本の土地バブルののち銀行が不慮債権を抱え日銀などからの公的資金中入問題で米国のFRBのグリンスパーンがいろいろ提言をしていた。このあいだに山一証券、三洋証券,北銀の倒産などがあり日本経済は奈落の底。

米国ではサブプライム問題でリーマン・ブラザーズの倒産、メリルリンチのバンク オブ ア、メリカへの買収、シティグループのぐらつき、ゴールドマン・サックスモルガン・スタンレー銀行持ち株会社に転換、FRBの監督下に入る。更に米国のNO1保険会社のAIGへのFRBからの公的資金の支援。

このように米国の金融界は大荒れ。このような経済不況で日本の不況に関心を寄せていた米国は日本がその後10年のどん底を他山の石とはせずグローバルに不況を撒き散らした。私はこのサプライム問題に強い関心をよせ小林正宏著「サブプライム問題とアメリカの住宅金融市場」,現在は小林正宏,大類雄司共著「世界金融危機はなせ起こったか」を読んでいる。なかなか読み応えのあるいい図書です。この金融資本主義の崩壊に鋭く突っ込み経済危機を明確にしてくれ私達の資本主義経済のあり方に対する疑問に明快に答えてくれる。