車が売れない

車が売れない。日本だけでなく米国、ドイツでも矢張り同じだ。なかでも米国のビッグ3(GM,フオード、クライスラー)はひどい。米国のサブプライム問題による経済の大不況とガソリンをよく消費する米国車が敬遠されているようだ。それでビッグ3の経営は悪化し経営者達はブッシュに公金の中入を要請したが厳しく拒否されている。その経営内容は青息吐息で現在多くのディストラと工場閉鎖で何とかしのいでいるのが実情だ。

日本でもトヨタの車の販売が25%程度ダウン、トヨタだけでなく日産、マツダ、三菱もディストラと工場の閉鎖販売台数はそれぞれ20%の半ば程度の低下。このような現象は米国のサブプライム問題が引き金になりグローバルな経済危機と本年の前半から恐ろしいほどのガソリンの高騰。

今まで自分の車を運転ていた人たちが大量交通機関である地下鉄、バス、私鉄の利用。また自転車の活用。運動と公害なし更には無料、一石3鳥の効果を期待できる。それに最近の若者は車を何をおいても欲しいという態度がなくなってきたようだ。

ただ自動車工場の労働者達のディストラは厳しい。特に契約社員派遣社員などは好況時には大量に採用され一度現在のようになるとハローワークでも殆ど仕事が無い。まだまだ一人前にほどとうい子供を持つ50才前後の人たちの生活は悲惨を極める。

また自動車産業の裾野は広い。多くの中小企業が自動車会社を支えている。これに従事している社員も大変だ。ディストラもあるだろう。一握りの高給取りは別にして資本主義経済の断末魔のあがきとでもいうべきか。