ビッグ3の問題(2)

昨日アメリカ自動車製造会社ビッグ3が経営危機に陥っていて今週のアメリカ議会でビッグ3が公的資金の注入を要請することになっていると言うことについて触れた。このビッグ3の経営危機について米国民の60%は反対の模様だ。

なぜならビッグ3での労働者の1時間当たりの賃金が日本円にして7000円である。それで会社を退職し次の職に就くまで得ていた給料の95%の失業保険が得られる。それにAさんが勤めているとAさんの兄弟親戚の人など20人余りをビッグ3が面倒を見る。つまりAさんの一族郎党がビッグ3の厄介になれるという仕組みになっている。したがってビッグ3が傾いていると言っても国民は同情しない(12月8日BSニュース)。

今日の議会で民主党のかなり厳しい反対意見もあったがとりあえずディストラと来年3月までの改革を条件に150億ドル日本円にして1兆400億円の支援をすることがほぼ決定した。

それで昨夜のBSのニュースでは現在の米国の車作りでは米国車を買う人は少ないだろう。一時のアメ車の大きなきくてガソリンを撒いて走るようなものはなくなったがまだ車の構造が日本車、ドイツ車に比べ大きくガソリンをよく食う。米国議会は米国車の改革も条件にしている。いずれにしてもこれからのビッグ3の活躍が見ものだ。