年末を迎えて

米国発の経済恐慌は瞬く間に世界に広がった。我が国でも自動車産業を始め電器事業等が超不況で何千、何万と言うリストラがおこなわれ年末をむかへこの寒風にさらされた労働者が住居も追い出され、手持ち金も底をつきやむを得ず東京の深夜に捨てられ塵となったビニール袋から稲荷寿司などの残飯を抜き出し空腹を満たしている。

会社の寮をリストラと同時に追い出されているので寝所も無く地下鉄の階段の踊り場で一夜をすごす。このような状態にも拘らず保守党は第2時補正予算を年度内に通さず来年送りと成りそうである。

そこで民主党が上記のような状態なので参議院民主党を中心に野党3党が雇用対策法案を国会に提出した。現在野党の提出法案だから直ちに同意出きる出来ない等与党がぐずぐず言っている時ではない。一人でも困っている失業者を救い何とか年を越せるように政治がこれ等の問題に真剣に取り組む時である。

我々後期高齢者はかなり景気の良い時代を勤務してきた。したがって今年金でぬくぬくと生活を送っている。後期高齢で76才である。今もらっている年金が自分が勤めていた時に払った金額が現在の年金との整合性はどうなのか。恐らく年金の額が自分が支払った金額より多くなっているような気もする。

年金生活は今のような時代では少しつらい。社会的に世の為人の為の行動からずれているので生のみが主目的である。何か役に立つ事を心がけようにも肉体的、年齢的に不可能に近い。比較的高齢になって生きていることは善なのか悪なのか難しいところである。