生活保護

今朝の朝日新聞の一面トップに「生活保護申請3割増」なる大きな見出しは目をひいた。昨年末の各自動車会社の派遣社員の殆ど全員の首切りあった。その結果として東京で帰る家も無く、また自分の故郷に帰る交通費も無くホームレスの状態になり日比谷公園派遣村を形成し東京都から炊き出しの食事をとり、夜は1月5日まで厚労省の講堂で眠る事を許された。

この人達が5日以後定職が得られずハローワーク、役所の斡旋で生活保護の申請を殆どの人が受けている。また地方でも派遣労働者が首になり定職が見つからない労働者がゴマンといる。この人達が生活のため生活保護の厄介になっている。かって日本は終身雇用制でこのような現象は殆ど無かった。

ところが規制緩和で覇権得労働が製造業にも認められ企業の調子が少し悪くなるとどんどん首切りが行われるわけである。それで今まで派遣労働に従事していた労働者は解雇されると景気が悪いと即勤務先が無く、生活保護を受ける悲しい現実になるわけである。

いま米国発の不景気風でグロウバルに経済は沈下し日本も例外でない。しかしヨーロッパあたりでは日本のように程度は悪くない。経営者と労働者の関係が大分よさそうである。日本でも労使関係の質を高め生活保護のような形に頼る事の解消を希望する。