春闘(2)

連合がベースアップ4000を要求している。確かに現在物価高で01年から07年までベアがなく実質的に賃下されたと同様だと労働者サイドは言っている。昨年末から世界同時不況で日本も企業の業績悪化で派遣労働者の頸きりが大企業を中心として行われ現在でも自動車企業ではどんどん解雇が進んでいる。

このように労働者の賃金が上昇せず低賃金のままでは社会的には消費が伸びずグローバルの不況で輸出も停滞しGDPはますます低下の一方である・それで内需拡大を狙って労組は賃上げを要求し景気の刺激策をとろうとする動きは判らない事はない。しかし今まで頸になった多くの派遣労働者が正規の職員と同様な仕事をしてきている。

彼らの汗と血で今の会社の内部留保を作ったのではなかろうか。現在の労働者の賃上げと同様に頸になった労働者のことも考えて欲しい。一時金を提供するなりワークシャリングを採択し非正規職員の救済を心より希望する、

EUではワークシャリングがうまくいっているようなので是非それを参考にして頂きたい。今朝の朝日新聞の経済欄に連合の古賀事務局長と経団連の大橋副会長の春闘の意見が出ていたが経団連の大橋副会長はベアは難しい。雇用を最優先と述べているので頸にした職員の生活のためにこの人たちの再雇用を念頭に春闘を考へて頂いたらどうか。