企業の内部留保

日本の主要企業が現在の世界同時不況でことごとく赤字決算となっている。殆どの企業ではほぼ100%近く非正社員を解雇したようである。

この世界同時不況は昨年の11月頃から始まったわけである。夏頃まではイザナギ景気を謳歌し大企業は活況を呈していた。それで主要4百数十社はこの間に内部留保を2百3十兆円程度溜め込んでいるはずである。だから年末年始のあの非正社員に対する行為は本当に許せない。大企業が夫々僅かずつでも出して2,3兆円を出したら派遣社員を正社員に出来るのではないか。

今からでも遅くない大企業の内部留保を出し合い派遣社員が定職についていないケースが沢山あるのでこの人たちを救ってあげて欲しい。景気のいいときは大企業は派遣労働者で稼ぎまくったのだから。内部留保を大企業は山のように溜込んでいるので大企業にとっては僅かな金額である。

このような不況は何時までも続かない。資本主義経済のあり方としてはまた正常な態勢が戻る事は確実である。今不幸な人を企業は援助しておけば暖かい日が企業に差し込むであろう。此れが資本主義経済の単純な法則だ。