高級官僚の天下り

高級官僚の天下り。どこか別世界の出来事のようである。衆議院予算委員会麻生首相が野党から集中攻撃を受けていて選挙が近いので適当に最初は逃げていたが逃げ切れなくなり霞ヶ関の官僚組織に切り込む姿勢を明瞭にした。

つまり麻生首相は「わたり」と天下りの斡旋は今年いっぱいで廃止する政令を作るとのべているが果たしてどこまで信じていいか確信が持てない。首相、政府の斡旋がなくなっても再就職の道が全くなくなると言うことにはならない。

関係業界などから是非きてほしいという要望があったりする。渡りの著しいものなどには元水産庁長官が退職後、6団体に「渡り」を繰り返し、推定3億2千5百万円以上の報酬や退職金を受け取った事例を3日の衆議院予算委員会民主党細田豪志議員が紹介している。(読売新聞2月4日)

天下りについてはキャリアなどが定年前に役所を退職し関連団体などに再就職をするようなことをなくすために63才まで全ての職員が役所で働くと言う制度を徹底するべきであろう。現在は同期のキャリアのトップに位置している人が(事務次官など)が退職するとその同期の役人も50代の前半また中ごろに退職し天下り再就職を繰り返し巨額の報酬を得る仕組みになっている、此れの是正をしなければ悪弊が何時までも残るのではなかろうか。