北朝鮮とミサイル

北朝鮮のミサイル発射は恐らく米国に対するデモンストレイションの色彩が強いと私は理解している。技術的にもある程度のところまで達した事実を披瀝するのが目的だったようである。私は昨日の北朝鮮のミサイルの発射は稚拙なもので決して恐るべき性質のものだ
とは思はない。

日本を対象に攻撃を加える場合にはその範囲に入るであろうが彼らの本当の狙いはもうすこし先にあったのではないか。いずれにせよ駄々っ子でいたずら小僧に危ないオモチャを持たせておくのは良くない。

6者協議でテーブルにつき北朝鮮と米国の軟化をすすめることが先決だろう。米国大統領のオバマ氏がプラハ核廃絶への具体策を語った。つまり包括的核実験禁止条約(CTBT)を米国が批准し核兵器原料の生産を停止する新条約交渉など具体的な施策に取り組む意向を表明した。(4月6日付朝日新聞

以上のようなオバマ氏の発言が将来時間と気の長い交渉を要するであろうがこれ等が具体的な方向に向かうならば北朝鮮の動向にも大きな影響を及ぼすであろう。北朝鮮は中国、ロシアとの太いパイプを持っている。どうかオバマ氏はこのあたりを上手く融和しグローバルなるな安定を心より希望する。