マスメディアは恐ろしい

小沢一郎の問題は最初検察庁が描いたような結果として終わらなかった。ただ公設秘書が政治資金規正法違反で起訴逮捕されたに過ぎない。民主党自民党が総選挙を前の微妙な時期に検察庁小沢一郎側に捜査に入り毎日のように新聞がでかでかと小沢代表がいかにも悪玉であり彼が悪事を働いたような紙面の扱いで民主党の評価を大きく引き下げたことである。

さらにもう一言、検察サイドからの捜査の説明が大きく欠落していたこと。この間に自民党の議員たちが悪事を働いたことがらは当時、時たま記事として取り上げられたがいまは二階議員の悪辣さなどは記事として全くマスメデアに取り上げられない。

マスメデイアは瀕死の状態の自民党を助け民主党を地獄に突き落としたわけである。この事件については「大山鳴動鼠一匹」というところか。我々は今度の選挙こそ自民党が奈落の底に没落し長年続いた悪政からの開放を期待したのがマスメデイアのあり方のお陰で残念な結果を味わいそうだ。

今日の朝日新聞の政治面のコラムに新党日本・田中代表が「プレス民主」の17日号に小沢代表の擁護論を展開するとの記事が眼に止まった。皆日本の心ある人は自民党の悪政に辟易しているのに朝日等の大新聞、NHKなどのメディアのために自民党が息を吹き返しこれから再び嫌な生活を送らなければならないと想像しただけでも悲しくなる。マスコミの皆さん夜9時54分の報道ステーションがある程度救いですぞう。