日本の若者よ頑張れよ

昨晩7時30分からのNHKの番組日本の、これから「どうする未婚社会」昨日に続きNHKスペシャル番組である。興味があったが一方で阪神タイガースとヤクルトの放映があった。私は大のタイガースフアン。NHKスペシャルと野球放送のダイアルを切り替えながら双放のプログラムをいい加減に見た。

NHKの番組で男性の結婚適齢期の人たちの給料が年間200万円。このような所得では男性だけのサラリーでは夫婦二人の生活もまともに出来ない。まして結婚すれば子供が出来る。子供が将来2人程度は欲しくなる。結婚当初は年収200万円でも多少はアップするがそんなに大きくは上がらないだろう。まず年収200万円での生活を考えれば結婚への希望は殆どの人は萎える。

私たちの20才代の月給は亡くなったフランク永井さんが唄ってた歌詞にサラリーマンの初任給が1万3千800円だあった。この所得をみると我々の50年前の所得と現在の年収と殆ど変わりないのではないか。家財道具、電化製品、自動車どれにも手が出ないのが現在の若者の現状ではなかろうか。私達は上述の全ての品物を揃えそれに子供2人と家屋まで所有している。
勿論我々の時代は高度成長期で給料は毎年の春闘で可なりのアップが得られた。当然労働者サイドの経営者に対する戦いも激しかった。今の若い労働者たちはイザナギ景気のときも殆ど資本家に対する攻撃がみられず全く我々の経験したような春闘は無かったようである。

今年春闘が見られたがズレが大きい。なぜイザナギ景気の時に(敢えて大資本と言う)労働者は資本家と争い初任給、月給のアップを要求しなかったのか。あの当時企業は大儲けした。

ただ昨年米国のサブプライム問題でグロウバルな不況が起こり日本も痛手をこうむった。この不況を100年に一度のものと言われているが私はそうだとは思はない。1929年から1930年代の不況を資本主義経済の本当の不況だと認識している。

日本では大資本が多くの埋蔵金を蓄えていると睨んでいる。労働者よ大資本と戦いを交え年収のアップを勝ち取ってください。最後に日本の資本主義経済の進展で格差が猛烈に大きくなり所有するもの、非所有のワーキングプアとかっての資本主義経経済と本質は替わらない。ただ形態を変えているだけである。