新エコカー時代に

昨年10月頃より今年4月頃まで米国発のグローバル不況で世界的に自動車、家電製品などの販売が大幅に落ち込んだ。特にガソリンをがぶ飲みする大型の自動車を生産をしてきた米国の自動車製造のビッグ3の中でクライスラー、GMの車の売れ行きの不振で政府による大幅な資金援助にも拘らず破綻した。

日本でもトヨタ、ホンダ、日産などの車生産の不振は目を覆いたくなる有様であった。しかしここへきて日本の自動車メイカーはエコカーに活路を見出しトヨタ、ホンダ、マツダ、日産等がその技術力を売り物に猛烈な販売合戦を繰り広げ始めた。政府はエコカーに対して税制面などで相当の優遇措置を打ち出し比較的安価に手に入る時代となりつつある。だが車の販売の対象は若者が主流である。今の日本の若者の多くは年収は200万円という情けない時代である。

国内ではかってのように販売を期待を懸けられないのが実情である。日本の気候の温暖化、空気清浄化を狙うには国民なかんずく若者の収入の倍増である。元池田首相は日本の政治、経済等が苦しかった時代に所得倍増を謳いこれを実行した。日本に再び昔の裕福な環境を齎す政治家、政党の出現を望む。