米国のイラク作戦

イラクでの米軍の都市部での撤退は順調に進み期限の30日には完了する。オバマ政権はとりあえずイラクを早く解決しアフガニスタンに兵力を差し向けたいようである。アフガニスタンイスラム原理主義タリバーンや国際テロ組織のアルイダが勢力賀を勢力拡大する隣国パキスタンとの国境地帯に力を集中させたい思惑があるようだ (6月30日付朝日新聞朝刊)。

オバマ氏もブッシュと同様にアフガニスタンがテロ組織の中枢と読んでいるようだがこのように軍事力をいくら集中させてみても蝿を払うようなもので軍事力では解決は不可能であることは今までの経験から明確である。

一方イラクではマリキ首相は米軍が都市部から撤退に喜びを表しているがテロが激化し治安が急速に悪化している。それでマリキ氏は武力勢力で掃討作戦を展開し一定の治安の回復を得た。それでマリキ氏は11月まで米軍の完全撤退を引き伸ばすことの協定を結んでいる。

このように米軍がこの地帯いくら軍事力を投入しようがこのようなことは無駄な事である。双方に多くの犠牲者が出えだけで何の成果も期待できない.自国に外国軍が入るだけでその地方の国民は神経を尖らせる。日本軍が中国で中国人に嫌な思いをさせたことを思い出して欲しい。テロとの戦いは無駄な事だ。