兵庫県佐用地方の豪雨

例年6月の中旬ともなれば梅雨のはしりとでもいおうか数日しとしとと小雨模様のうっとしい日が現れるものである。ところがどうだ。今年は6月の中旬から7月の始めにかけて来る日も来る日も真夏を思わせる暑い日よりが続きビヤホールは大繁盛で嬉しい悲鳴を上げて今年の夏を大いに期待していたようだ。

それが7月の10日過ぎから雨また雨遅い梅雨となり8月に入っても比較的涼しくあの夏の太陽がカーット照り付ける日が殆どない。遅い梅雨明け宣言が8月4,5日にあり2日ほど真夏の日差しがまぶしかった。

しかしそれだけでまた曇天と時雨で真夏日が現れない。そうこうしているうちに台風情報に接したかと思うと四国、中国地方は大雨。その雨は日本では余り経験したことのない南国によくあるスコールのまだ激しい豪雨。兵庫県佐用郡、岡山の美作では1時間に650ミリから700ミリ台の空の底が抜けるかと思はせる豪雨が濁流となり家は流され車は人が乗ったままで動かず車の中での死、田、道、鉄道の線路も全て海のようになり,測溝の濁流が溢れ人が流され死んだ人もいる。

川の橋はすべて流され作用地方は出水で多くの家は流されたり壊れたり凄惨といったらいいのか筆舌では表せない酷さである。このような現象はその地方の高齢者が話しているのをTVで聞いていると私は70何年間このような経験はない。如何したのかなと悲しげな表情を浮かべられるだけである。

これからのこの人たちの住まい、食事など強く気になるが遠くから気をもむだけで力になれないのが残念だ。どうか政府が一日も早くこの人たちを救ってあげてください。やはり8月の今頃気象は安定的であるのにこのような現象は温暖化の結果としか考えられない。