新郵政社長に元官僚が

民主党の新郵政社長の問題である。内定したのは元大蔵事務次官斉藤次郎氏である。彼は現在東京金融取引所社長(73才)である。斉藤氏は10年に1度とわれたほどの大物官僚。それで斉藤次郎氏は元大蔵官僚ではあったが大蔵省を退官して以来15年も経過している。

したがって天下りと特に問題にはならないのではないかと言うのが民主党の言い分。それで日銀総裁の人事で元財務事務次官武藤敏郎副総裁の昇格案が民主党の大反対でポシャッテいる。これは日銀の特殊性などで特に反対が強かったと民主党は述べているがそれは理屈にならないのではないか。

この斉藤次郎氏は亀井氏と近い。亀井氏は民主党と連立を組む政党の一員の閣僚であり実力者である。それでこの問題が浮上したのであろうが民主党の元官僚の忌避は何処までも貫いて欲しい。でないと蟻の一穴、よくやっている民主党に傷が付かないように。